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赤ちゃんとふれあい 命の大切さを感じる

 10月下旬にしてはポカポカ陽気のこの日、今年も三年生恒例「赤ちゃんふれあい体験学習」が10月26日南郷公民館で行われた。
公民館に入ると千葉誠校長先生から、「この地域は、人のつながりを大切にして生活をしているので、率先してこのような行事にも協力してくれ、いつも助かっている。」と聞いた。
 この体験学習は、生徒に『親の愛情』や『赤ちゃんの可愛らしさ』を体感させることで、『命を大切に守ろう』という気持ちを育てたい、という趣旨で学区内に住む赤ちゃんを持つお母さん方へ毎年協力をいただいているという。
今日は、生徒たちが楽しみに待ち望んだ日。学校から徒歩約15分、生徒たちは南郷公民館へ到着。

 手を洗い、消毒液でさらに手をキレイにし、三角巾とエプロンをして体験の準備は万全。先生の諸注意と今回参加する4組の親子の紹介があった。

 お母さんたちはバスタオルを重ねて置いた座布団に赤ちゃんを寝かせた。そこから18名の生徒たちが4班に別れ、体験が始まった。
 最初の数十分間は初顔合わせとあり、にらみ合いが続いた。
≪孫がいる身としては、『こうすればいいのに』と教えたい!ヤキモキしながら我慢≫
どこからか、「ベロベロバー」、「イナイイナイバー」の声が!

 徐々に赤ちゃんはお母さんから離れる時間が長くなり、生徒も赤ちゃんにも笑顔や笑い声が聞こえてきた。上手にあやせるようになってきた!

 それぞれ抱っこしたりミルクをあげたり着替えの手伝いをした。
 体重測定は、やり方を興味深げに見ていた。

最後に生徒から親子に向け「大切な赤ちゃんを連れて来てくださりありがとうございました。楽しく貴重な体験をさせていただきました。」と感謝の気持ちを述べた。
 お母さんは、「赤ちゃんは日々私から離れようとしないのでストレスが溜ります。今日は皆さんの笑顔で優しく楽しそうにあやしている姿と我が子を見て、もっと赤ちゃんを大切に余裕をもって見つめ育てていかないと駄目だと改めて気付かせてくれました。
 こちらこそ今日は、本当にありがとうございました。」と言葉を贈った。

 この体験学習の指導協力くださった保健師さんは、「生徒たちはとても優しく接していたので赤ちゃんも安心して遊んでいた。とても上手にできていました。」と話してくれた。

 中沢中生はこの素晴らしい学習体験を通し、大人になっても笑顔を絶やさない優しい気持ちをもった人間になっていくのだろうと確信した。
 この体験学習がずっと続いていって欲しいと切に思う。