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「弁当の日」~チャレンジと感謝の気持ちを詰め込んで

 

 

やって来ました、百石小学校~!
この日はあいにくの雨でしたが、子どもたちは元気に登校してきました。


さて、本日は 5、6 年生が全部自分で作った弁当を持ち寄る 1 日限定「弁当の日」。
食への関心を高め、感謝の心を育み、将来健康で自立した生活を送れるように進んで食事を準備する意欲を高
めるねらいで 2019 年に始まり、6 年目となります。
冬休み前に町から栄養教諭を招き、お弁当作りに必要な栄養のバランス、彩りを学び、休みの間には個人練習、
そして披露の日を迎えました。


訪問し、まずは松山校長からお話を伺いました。
小学生が作るのは大変ではないですか?
「自分の好きなおかずが食べられるから、給食より弁当の方が良いという子もいます」
自分も好き嫌いが多かったから分かります!


ご自身のお弁当にまつわる思い出は?
「小学校の教諭に採用された時に、母から『(給食があるので)弁当を作らなくていい小学校に就職してくれ
たことが一番の親孝行』とほめられました」
確かに。当時は今のようにコンビニや弁当屋はありませんでしたよね。

さらに伺うと、
「年何回か行うのが効果的だけれども、とりあえず 1 回、これをきっかけに自分でも食事が作れるようにな
ばいいと思っています。以前、大学生の食生活で『安くてお腹一杯になればいい』というので菓子パンだけで
食事を済ませ、冷凍食品もあるのに電子レンジすら使わないこともあると聞き、心配になりました」
とのことでした。
ねらいのとおり、健康で自立した生活のため、進んで食事を準備できるきっかけになるよう、これからもがん
ばってほしいです。

朝の会終了後に、タブレットで作ってきたお弁当と自分の笑顔を撮影。
食べた後に自分の感想を書き込むための準備をしています。

みんながお弁当を開くと、おいしそうな香りが教室に広がり、松山校長先生も「うまくできてるね、作ってみてどうだった?」と声を掛けていきます。

「昨日4時間くらいかかった」

「朝早起きして1時間くらいでできた」

「今日の自信作はから揚げ!」

など、元気に答えてくれます。

準備ができたら名残惜しいですが、いったんお弁当をしまって給食の時間を待ちます。

その間私はおいらせ町の観光スポットを散策してみました。

休憩できる巨大オブジェ(中にベンチあり)

大山将棋記念館

おいらせ町の日本一が2つ!

日本一の自由の女神像 愛称ももちゃん

日本一の根岸の大いちょう

川沿いのオブジェのある小道を通って百石小学校へ戻ります。

さあ、学校に戻ると待ちに待った給食の時間でした。

当番の号令で「いただきま~す!」

百石小☆OBENTOコレクション(一部紹介)
ハート型に組み合わせた卵焼きなどなど、カワイイがぎっしり詰まってます。
丁寧に考えて作られたお弁当の数々です。
小学生が自分で作ったってこと自体もカワイイんですが・・・。
豚肉のソテーやエビフライに特化したり、自分の欲望に忠実なお弁当もよかったよ。

なかには普段から作っているという子もいたので、得意料理を聞いてみると
「ハンバーガー」「カルボナーラパスタ」という答えも。
ハンバーガーが得意という子は「好きなものがいつでも食べられるように練習した!」とニコニコ。
まさに『好きこそものの上手なれ』ですね。


取材を終えた直後は「これを刺激に明日からは少し気合いを入れて作ろう!」と帰着しましたが、
翌日のお昼はお弁当を買って食べました。意気込みだけですみません・・・。


人の体は自分が食べたものでできていると言われています。
簡単に済ませなければならない時もあると思いますが、偏った食生活が続けば健康的な生活を送ることがで
きなくなるかもしれません。
旬の食材から季節を感じたりすることで心も豊かにします。
レシピ動画も今は充実していますので、5 年生はまた来年、6 年生は卒業後もこの小さなお弁当をきっかけに
たくさん試して腕を磨き、自分と大切な人と食卓を囲んでほしいと願っています。