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おいしくなあれ!

弘前市にある堀越小学校へ取材に行ってきました。
当日は、雲一つない快晴で取材日和。
これはいい写真が撮れるぞ~!と意気込んで出発。
うまく撮れるかは撮影者の腕の問題ですが・・・。

今回の取材内容は『清水森ナンバ』の植付け体験。
清水森ナンバとは、約400年前に津軽弘前藩の初代藩主津軽為信公が京都の伏見稲荷から持ち帰ったことから栽培が始まったと言われる在来種のトウガラシ。通常のトウガラシの3分の1程度のマイルドな辛みと風味が特徴だそうです。

堀越小学校では、2013年度から清水森ナンバに関する学習を行っており、栽培は今年で6年目。
栽培だけでなく、収穫した清水森ナンバを朝市で販売もしていて、
過去には料理教室や、清水森ナンバを題材にした創作劇も行っていたそうです。

創作劇見てみたかったです!!

早速作業を行いますが、植付け体験の前に、 
「在来津軽清水森ナンバブランド確立研究会」 会長中村元彦さんより、清水森ナンバの歴史や特徴の説明があり、
そのあとに講師の弘前大学農業生命科学部トウガラシ博士前田智雄教授から植え付けの説明を受けていました。

そこで「苗が折れ曲がってしまうことがあるから注意すること」との説明が!
上手にできるかドキドキ。

苗の植付けは二人一組で行われました。
①移植ベラで穴を掘る
②穴に肥料を入れる
③苗の植付け
④支柱をたて、紐で結わえる
⑤水をあたえる

まずは、移植ベラで穴を掘る作業

先生『苗がすっぽり入るくらい掘るんだよ~』
児童『先生!これくらいでいいですか~!』

協力しながら楽しそうに作業している児童たち♪

深さの加減に苦戦しつつも無事に完了。

次は、穴に肥料を入れる作業。

袋に入っている肥料を「ひとつまみ」穴に入れるのですが
ここでまさかのハプニング・・・・・。

「ひとつまみ」と「ひとにぎり」を勘違いしてしまったようです。
「つまみ」と「にぎり」の違いですが、肥料の量は全然違うので同じ失敗が起こらないように注意して作業を続けます。

次は苗の植付けと支柱をたて、紐で結わえる作業。

事前に「苗を折らないように」と説明があった、とても重要な作業です!
まずはそっとポットから取り出します。

『折らないようにそっと外すんだよ~!』

と、先生の声が聞こえます。
児童たちはそーっとそーっとポットから苗を取り出します。

とても真剣です!!

無事に取り出せたら、さっき掘った穴に植え付けます。

みんな上手です。苗も折れていません!!

土をかぶせたら、苗の隣に支柱を立てます。
清水森ナンバは成長が早く、すぐに大きくなるので、自分の背丈よりも高い長めの支柱を立てるそうです。

よいしょ!よいしょ!                           良い感じじゃない?

楽しそうに支柱を立てている姿がとても可愛らしくて、写真を撮りながら思わず笑顔になってしまいました。

次に立てた支柱と苗を紐で結わえます。
強く結わえると折れてしまうので、ここも慎重に作業をします。

無事に植付けが完了したので、最後に水をたっぷりあげて終了です。

みんなが頑張ったのでたくさんの苗を植えることができました。
この苗1つで約3キロも収穫できるそうです。驚きですよね!
収穫は7月中旬頃から行うそうです。早い!

相馬智聡校長も毎年収穫した清水森ナンバを食べているそうですが、1つ1つ辛さが若干違うので、ロシアンルーレットみたいと話してくれました。

収穫の時期によって辛さが違うそうですが、最初に収穫する緑色の清水森ナンバはあまり辛くなく、子どもでも食べれるそうです。
辛さは鷹の爪の3分の1程度。

児童たちから
『どれくらいがいちばん食べやすいサイズですか?』
と質問が出ると、
『10センチ以上になると辛さも丁度よく、食べやすいです』
と中村さんが話してくれました。

普通のトウガラシよりもマイルドとのことなので、食べ比べをしてみたいです。
清水森ナンバは「津軽藩ねぷた村」日曜朝市で販売され、100gで50円程度だそうです。
ぜひ、みなさん食べてみてください♪

今回の取材を通して勉強になったことがいくつもありました。
普段は知ることができないことが、学校へお邪魔することで知ることができるので、貴重な体験となりました。

堀越小学校のみなさん、取材のご協力をいただき、ありがとうございました。