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もっと知りたい!下北半島

 「ねぶたが終わると雪が降るよ」と津軽地方では言われていますが、まだまだ夏のような暑さが続く9月1日。元気いっぱいのむつ市立田名部中学校の生徒たちを取材させていただきました。

 田名部中学校の1年生が、地元の下北半島についてさまざまな体験をして、歴史や環境、産業について学ぶとのことでした。
 
では、実際にどんなことを体験するのでしょうか?

 1年生227名がそば打ち、農作物収穫、陶芸、けいらん制作、薬研渓流付近散策など6コースに分かれ、東通村・川内・大畑に行って体験をします。
 
 全部回って取材するぞ!と、やる気まんまんな私でしたが、さすがに全部は行けるわけもなく・・・。
東通村にある「大利地区ふるさと伝承館」で行う、そば打ち・べこ餅制作体験を取材することにしました。

そば打ちとべこ餅・・べこ餅ってなんだろう?
生徒たちに教えてもらうことにします。

では、そろそろそば打ち体験の取材に出発です!

快晴です。暑い・・・。

9時10分からそば打ちの準備をすることになっていましたが、
時間になっても中に入れないというハプニング。
講師が日程を勘違いしていたようです。生徒たちは少し待機です。

女子はおしゃべり、男子はプロ野球選手のものまね(笑)をして過ごしていました。
なんだか、懐かしい気分です♡

そんなことをしているうちに講師が到着し、そば打ち体験が始まりました。

本格的な道具の登場です。
難しそうです。

まずは、講師の方のお手本です。やっぱり難しそう。
ここで気づく事があります。
そうです!このコースは30人いますが、女の子が3人だけなのです。
女の子のほうが得意そう・・と勝手に思いましたが、どうなるのでしょうか。
楽しみです♪

まずは、講師の方のお手本です。やっぱり難しそう。
ここで気づく事があります。
そうです!このコースは30人いますが、女の子が3人だけなのです。
女の子のほうが得意そう・・と勝手に思いましたが、どうなるのでしょうか。
楽しみです♪

「こねるコツは、力の入れ方です。てのひらの下の部分で押して引くような感じでやると、うまくできます。後はスピードです!」
講師に教えられたことを参考に、生徒たちが作業に入ります。

二人一組で作業をします。まずはそば粉と水を混ぜてこねます。

聞いたコツを活かして力を入れます。
てのひらの下のあたりで、押して引くイメージ~
上手です♪

次にめん棒で均等にのばしていきます。

ここで、講師が言っていたスピードの大切さがわかります。

そうなんです。
時間がかかってしまうと、乾いてしまってのばす時に割れてしまうのです。
「大丈夫!味は同じだからね!」
言われていました。たしかに(笑)

うまくいくとこんな風にきれいにのばすことができます。

最後にそばの太さに切ります。
これが一番大変そうでした。

包丁は特殊な形をしているし、板をあてながら切るため、なかなか思い通りの太さに切れないようです。
「ヤバい。全然細く切れない!」
と、言いながらがんばっていました。

みんな真剣です。完成が楽しみ~♪
そして、みんなが作ってくれたそばを茹でること数分・・・・

ついに、完成しました!!!!

地元産のそば粉100%生徒たちの打ちたて
十割そばです。

おいしそう(*^〇^*)♡

なんと、私まで一緒にそばをいただいちゃいました。
みなさんありがとうございました。

生徒たちは持参していたおにぎりと、講師が作ってくれた漬物と一緒に食べていました。

「そばじゃなくてうどんみたい~(笑)」
と笑い合いながら楽しそうに食べていました!

ちなみに、手前が講師作で奥が生徒作の作ったそばです。
比べるとちょっと太いですが、おいしかったですよ!

二人一組で4~5人前作ったので、男子は何回もおかわりをしていました。みんなおなか一杯です。
男子も女子も器用に作業をしていて素晴らしかったです。

そばのグループは次の行程があるため、尻屋の方へ移動です。

そして、入れ替わりに同じ場所で「べこ餅」のグループが作業をしました。

「べこ餅」とは、様々な色の餅を重ねて、切った時の切り口に模様が現れるように作るものです。
下北半島に伝わる郷土料理で、昔は白と黒のまだら模様だったことから「べこ(牛)餅」と名づけられたそうですが、現在は花や動物など、いろいろな模様を作っているそうです。

今回使用するのは、ピンク、黄色、緑、白の四色です。
どんな仕上がりになるのでしょうか?

丸めたり、切ったり、重ねたりと講師に教えられたとおりに作業します。
最初はどんな模様になるかよくわかりませんでしたが、だんだんと模様が浮かび上がってきました。

全ての餅を重ね終わったら形を整えます。

ここでいじりすぎると潰れた模様になってしまうそうですが、どんな仕上がりになっているのでしょうか。
最後はみんなで一緒に餅を半分に切ります。
ドキドキする瞬間です!

完成!
みんな初めてでも上手にできていました。
一人一人少しずつ違って、どれもかわいいあやめの花でした。
おつかれさまです♪

今回そば打ちとべこ餅制作を取材させていただきましたが、どちらも作っている場面をきちんと見たのは初めてだったため、私自身もすごく勉強になりました。
同じ青森県内のことでもわからないことがたくさんあるので、取材を通して私も学ぶことができ、とても有意義な時間になりました。

そして、地元の方々が生徒たちに伝統を伝えていく姿をみていると、地元のことや伝統の大切さを考えさせられました。
体験したことを忘れずに、今後は生徒たちが次の世代へ繋いでいってくれるといいなと思っています。

お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。
また機会がありましたら、おじゃまさせてください!