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よいしょ、よいしょ

青森市奥内小学校近くの浜辺で行われた「自然と触れ合い学習会」地引き網漁に同行させていただきました。

今年で31回目となる行事で、昭和58年から始まったそうです。

最初に3班に分かれ、むつ湾内の生き物について水産指導センター職員から説明がありました。

ナマコは、5月から9月までが産卵期間のため、獲ってはいけないそうです。

(筆者は知りませんでした)奥内小全児童が玄関前に集合!近くにある、あすなろ幼稚園園児も集合!参加したのは、奥内小学校の男子40名、女子35名、合計75名でした。

近隣のあすなろ幼稚園が、毎年同校の「自然と触れ合い学習会」地引き網漁に参加しているそうで、今年は25名の園児が参加していました。

小型漁船に乗った地元漁師3人によって、半円状に地引き網が仕掛けられました。

みんなで力を合わせて「よいしょ、よいしょ」網の中に魚が入っているか心配なのか、不安そうな顔で綱を引いていました。

(左側)それに対して高学年の児童は、自信に満ちた顔で、力強く網を引いていました。

(右側)「わー、手が痛いよ!」「大丈夫?」軍手をはいて「よし、これで大丈夫。

」中には、素手で網を引いたため手を痛めてしまった児童もいましたが、持っていた軍手をはいて最後まで頑張っていました。

バケツを持って準備万端の子供たち慎重に魚を追い込む漁師たち袋網から魚を出して手伝う子供たち「重いよ!」大きな鯛にビックリしていた袋網の中に入っていたのは、鯛・スズキ・アイナメ・コチ・カレイ・クサフグなどの魚。

トゲクリガニ・ナマコ・クラゲ・ハスノハカシパンなど魚類以外も入っていました。

入っていたナマコは、獲ってはいけない期間なので、きちんと海に返しました。

約60センチのスズキをもって自慢顔ハスノハカシパンに興味津々ハスノハカシパンとは、直径7センチくらいの大きさで、煎餅のような形をしたウニの仲間です。

紫色で棘はほとんどなく、中央にある口が星形をしています。

筆者も子供の頃、解剖して星形を取り出したことを思い出しました。

最後に、協力してくれた地元漁師の方々に児童代表の3名から感謝の言葉この「自然と触れ合い学習会」は、地引き網漁を体験することで、湾内にどんな生物がいるのか、また、漁師の仕事の大変さが分かる素晴らしい行事だと思いました。

最初は、魚を見て気持ち悪そうにしていた子供たちも、最後はみんなニコニコ顔でとても楽しそうでした。

30年以上前から始まった行事なので、親子二代で参加している方もいたようです。

自然の素晴らしさを伝えるためにも、これからも続けていってください。