ふるさとが音色育む津軽三味線クラブ
取材地:平内町立小湊小学校
取材日:2014年1月20日
取材者:総務課石川友美
小湊小学校では、2012年度に津軽三味線クラブが作られました。当時のPTA会長が、初代・高橋竹山の弟子達が作った竹伸会(ちくしんかい)に所属していたことがきっかけです。津軽三味線の名人・高橋竹山は平内町小湊で生まれ、小湊小学校に通っていた大先輩。4~6年生の13名がクラブの時間に、大先輩に続けとばかりに三味線の練習に励んでいます。
記者が小湊小学校を訪れたのは1月下旬。実は2013年度のクラブ活動は終了していたのですが、今回、特別に演奏の様子を見せてもらえることになりました。
冬休みが終わったばかりで、三味線に触れるのは久しぶりとのこと。やや緊張気味ですが、”津軽甚句”を弾いてくれました。力強い三弦の音が音楽室に響きます。
バチさばき、カッコいい♪
記者も間近で耳にする三味線の音にワクワクしました。迫力があります!
ここで質問!
Q.津軽三味線クラブに入ろうと思ったのはなぜですか~?
「3年生の時の学習発表会で、
弾いているところを見てかっこいいと思ったから」
(4年豊島美咲さん)
「テレビで何回か三味線を弾いている人を見て、
手の動きが速くてすごいと思った。
友達が三味線クラブに入っていて、自分もやってみたかったから」
(5年藤田静菜さん)
「(去年クラブに入って)弾いてみておもしろかったので、
またやりたいと思ったから」
(6年三津谷虹南さん部長)
Q.実際にやってみてどうですか~?
「右手も左手も、素早い動きがむずかしい。
いい音が出た時はうれしい」
(5年生佐藤由梧さん)
クラブの時間には、竹伸会の方々が三味線を教えるために学校に来てくれます。
この日指導に訪れていた竹伸会の八戸竹清さんは「月に2回のクラブの時間(45分)で、全体に唄を歌いながら教える。あまり個人指導は出来ないが、覚えがいい。」と子供たちの様子に目を細めていました。
学習発表会や高橋竹山生誕103年の演奏会でも普段の練習の成果を披露し、大好評だったそうです。
地域の方々の温かいまなざしと協力に支えられているんですね。
こちらも胸があたたかくなりました(^-^)
いきいきした笑顔で、明るく素直に津軽三味線に取り組んでいる小湊小学校 津軽三味線クラブ のみなさんでした♪
これからのご活躍に期待しています♪
オマケ
初めて見ました!津軽三味線の片づけ方です。
布にくるんで、ケースにしまって、ひもで固定。
楽器を大事に、丁寧に扱っていました。上達の秘訣の一つかもしれませんね♪